こんにちは、中谷です。
先日の雷、凄かったですね⚡ 全国的に大気の不安定な状態が続いています。
急な大雨に備えて、雨どいや側溝の掃除は定期的に行うようにしましょう。
さて、皆さまは家の間取りで重要視するポイントはどこでしょうか。
リビングや居室の大きさ?
収納の広さ?
生活動線?
家具の置きやすさ?
限られた敷地のなかで快適な居住空間にするためには、最大限に活かす間取りが重要な設計ポイントです。
今回のシンプルノートのコラムは、廊下について考える内容となっています。
家づくりのヒントとなる「シンプルノート便り」をぜひご覧ください。
(シンプルノートの設計コンセプトに基づいたコラムです)
🔷シンプルノート便り
~出来れば家からなくしたいもの~
「廊下が欲しいです」という要望をお聞きすることなんてほぼほぼないし、そうしたいと思っている方もほとんどいないと思います。
実際、廊下はただ通るだけのスペースだし、廊下があることで家の中に温度差が生まれやすくなるし、ヒートショックを起こしやすくなるため、出来るだけなくすように設計すべきなのですが、意識しながら間取りを考えないと、知らず知らずの間にたくさん出来てしまうのがこの廊下です。
例えば、2階建ての家を建てる場合、2階に寝室や子供たちの部屋といったプライベートルームを配置することが多いですが、それぞれの部屋に行くための通路やトイレや納戸に行くための通路を確保しなければいけなくなるため、必然的に廊下がたくさん出来ることになります。
また、客間をつくる場合も、リビングと分断された場所につくるとなれば、そこには廊下が必要となるし、リビングの外に階段をつくる場合も、廊下から階段を上り下りするようになるため、必然的に廊下が増えることになります。
✔廊下に対する認識
このように、間取りのつくり方や要望によっては、知らず知らずの間に廊下がたくさん出来てしまうのですが、もちろん廊下にも部屋や収納と同じようにコストがかかっています。
基礎もあれば、床も壁も天井も屋根もあるわけですからね。
そして、そのコストを換算すると、畳1帖あたり35〜40万円ほどになります。
つまり、家全体で廊下が6帖あれば、欲しいとも思っていないのに、知らない間に210〜240万円ものコストがかかっているということですね。
また、廊下にかかるコストは廊下そのものにかかるコストだけではありません。
廊下をつくれば、部屋と部屋を出入りするために、一旦廊下に出なければいけないため、必然的にドアの本数も増えることになるからです。
それゆえ、出来るだけ廊下を減らすことが自然と家のコストカットにつながるということになります。
✔プライバシーをどう考えるか?
ただ、廊下がないということは、イコール部屋と部屋がダイレクトにつながっているということでもあるため、家族間のプライバシーが、若干守られにくくなってしまいます。
要するに子供たちのプライバシーがやや低くなってしまいやすいのですが、この点をどう考えるかによって、間取りのつくり方と廊下の分量が全く違ってくることになります。
Ⓐ プライバシーを優先したがゆえに、廊下が多く出来やすくなり、結果、コストも上がってしまいやすい家。
Ⓑ プライバシーを優先しなかったことで、廊下を最小限に抑えることが出来、結果、コストも抑えやすい家。
さて、あなたはどちらを選択されますか?
― END ―
最後までお読みくださり、有難うございました。
いかがでしたでしょうか。
今回は、問いかけのカタチで終了となりました。
皆さまは、どのようにお考えになりますか?
自然と家族の存在を感じられ、自然とリビングに集まりやすい間取りをご希望される方は、もう選択肢が決まりましたね!
家を構成する要素を一つ一つ吟味し、本当に必要なものだけを残すことで家の姿は洗練され、同時にコストや面積を削ることができます。
ナカタコーポレーションは、家族の幸せのための家づくりを応援します。