こんにちは、中谷です。
先週末、現場美化チェックで各現場廻ってきました。
炎天下で頭がクラクラしながらも現場に向かい、大工さん、職人さんに声を掛けると、ニコッと笑って応えてくれましたが、顔を見ると大量の汗が!
腕からも玉のように汗を吹き出しながら作業をしていました。
このような過酷な環境のもと、現場作業をしている大工さん、職人さんには本当に頭が下がります。
私は普段から冷房の効いた社内で事務作業なので、この暑さについていけず、大工さんや職人さんに「大丈夫か?」と、反対に心配される始末でした (>_<)
会議で社長から「暑熱順化」の話があり、「暑熱順化」とは、暑い環境でも体温調節ができるように体が適応した状態になることで、熱中症にかかりにくいそうです。
今年は梅雨明けが早く、一気に気温が上がり猛暑が続いています。体が暑さに慣れていないため上手に汗がかくことができず、つまり体温をうまく調節できずに熱中症にかかる人が急増しました。
暑熱順化のポイントは、体温の過度の上昇を防ぐ「発汗」を促すこと!
本来ならば、汗をかいて体内の熱を放出する機能を、暑い季節の前に目覚めさせることが必要なのですが、今からでも遅くはありません!
まだまだ猛暑が続きますので、汗を上手にかける暑熱順化のカラダを手に入れましょう。
特に、冷房の効いた涼しい部屋で過ごすことが多い方は必見です!!
◆手軽にできる暑熱順化の方法
・ウォーキングやジョギング(有酸素運動)などで日頃から汗をかく
・しっかりお風呂につかって、体を芯から温め、汗をじっくりかく
・冷たい飲み物より熱い飲み物で体温を上げて汗をかく
・作業開始前にラジオ体操で汗をかく など…
汗をたくさんかくには、体内の水分を減らさないことも大切です。
水やお茶だけでなく、塩分などミネラルが含まれたドリンクも補給するようにしましょう。
◇暑熱順化ができていると、、、
・ 汗のかき始めが早い
・ 汗の量が多い
・ 水分(塩分)を補給すると回復が早い
・ 汗で排出されるナトリウム量が少ない
・ 体温が上がりにくい
・ 皮膚の血流量が増えやすい など…
汗のかき方と質(ベタベタの汗からサラサラの汗へ)が変化し、熱中症にかかりにくいとされています。
とは言っても、、、現場に設置している熱中症指数モニターのアラームが鳴りっぱなし。
見るとWBGT値(暑さ指数)が「危険」レベルに…
暑熱順化が出来ている大工さん、職人さんでも、こまめな休憩と水分補給が必要ですので、くれぐれも無理のないようにと、願うばかりです。
また、一度暑さに順化しても、4日間ほど冷房の効いた部屋で過ごすと、その効果は元に戻ってしまうそうで、これから迎える夏季休暇の過ごし方に要注意ですね!
皆さまも汗を上手にかきながら、この酷暑を元気に乗り切りましょう(^^)/