こんにちは、中谷です。
穏やかな日差しを受けて、草花の新芽たちがあちこちで伸びているのを見ると『春が来たな~』 と実感します。
今年は昨年よりも桜の開花が早く、あっという間に満開の便りが届きそうですね🌸
さて今回は、ナカタコーポレーションがシンプルノートをはじめる以前のコラムをご紹介したいと思います。
近年、消費税増税に伴う料金改定やレジ袋有料化など、毎日の生活の中で家計の負担が大きくなる一方、長引くコロナ禍で賃金低下の影響を受けたことにより2021年度の公的年金は引き下げられ、今後も少子高齢化問題など、更に厳しい状況が続きそうです。
そんな先行き不安な中、これから家づくりを考えておられる若い方々にぜひ読んでいただきたい内容となっています。
過去のコラムにはなりますが、家づくりのヒントとなる「シンプルノート便り」をお届けします。
(シンプルノートの設計コンセプトに基づいたコラムです)
🔷シンプルノート便り
~これからの家づくりで心がけておくべきこと~
コンクリートの値段が上がれば「基礎工事」の価格が上がるなど、建築資材の価格はその時の時勢に応じて変化します。
また、以前に比べて、耐震や断熱に対する基準が高くなったため、建築コストも高くなっているし、さらに、消費増税によりほんの数年前と比べても、家づくりに対する負担が大きくなっているのが現状です。
他方、物価や税は上昇するも、肝心の所得の方はというと、上がってないどころか、税や社会保険料の負担増により、むしろ下がってしまったという方も決して少なくないのではないでしょうか?
✔家づくりも時代に合わせてしなければいけない
それゆえ、これから家を建てるなら、出来るだけ家づくりにかかるコストを減らすようにしなければいけません。
そして、品質を落とさず、それを実現するためには、面積を小さくするしか方法がありません。
しかし、いくつかの理由から、家を小さくすることに対する抵抗感が拭えず、多くの方が大きな家を作ろうとしてしまいます。
理由1:みんながそうしているから
住宅展示場や完成見学会に行くと、
1階には広いリビングの他に和室があって…
2階には寝室と人数分の子ども部屋があって…
各部屋にそれぞれ収納がある上に、大容量のウォークインクローゼットや納戸もあって…
ご主人専用の書斎があって…
奥さん専用の家事室があって…
自分たち用の玄関の他に来客用の玄関があって…
というお家をよく目にしたのではないでしょうか?
そして、このような家を見続けていった結果、多少経済的な負担を背負ってでも、自分たちの家にも、これらの要素を求めるようになります。
理由2:家を坪数で判断してしまうから
そして、2つ目の理由が、「家はこれくらいあるものだ」という固定観念です。
「最低30坪で、出来れば40坪ぐらいは欲しい」という。
おそらく、こうなってしまう一番の理由は、“みんながそうしているから”だと思いますが、それだけの大きさが、暮らし的にも予算的にも必要なものなのかどうか、そんなに深く考えずに決めてしまっていませんか?
理由3:虚栄心から
最後に、3つ目の理由として、“小さな家を建てることが恥ずかしい”ということも、少なからずあるのではないかと思います。
みんなより小さな家になってしまうことに対して、劣等感を抱いてしまうとか、カッコ悪いことだと思ってしまうということですね。
また、家だけに限らず土地に関しても、出来るだけ広く買いたいという感情を、少なからず誰もがお持ちなのではないでしょうか?
そして、冷静に自分自身の予算と照らし合わせが出来なくなり、適正な予算を遥かにオーバーした買い物をしてしまう・・・というわけです。
このような理由から、また広いに越したことはないという考えから、どうしても家が大きくなってしまうわけですが、ゆとりを持った暮らしをしていくためには、出来るだけ家をコンパクトにし、家のコストを抑えるようにしなければいけません。
ということで、“家はこういうものである”という固定観念に縛られず、資金計画によって自分自身の予算を知り、その予算の中で出来る無理のない家づくりをしていただければと思います。
― END ―
最後までお読みくださり、有難うございました。
いかがでしたでしょうか。
夢あふれるマイホーム計画、なるべく大きい家に住みたい!あれも欲しい、これも欲しいで、どんどん費用はかさむばかり…
しかし、結局必要としない無駄なものが少なくありません。そしてその無駄なものにもメンテナンスが必要です。
一生に一度の人生。
必要以上にお金をかけた家でローン返済に縛られた人生ではなく、無駄なコストを省いた家で豊かに暮らす人生を選択しませんか?
ナカタコーポレーションは、家族の幸せのための家づくりを応援します。