家の豆知識

ホルムアルデヒド濃度測定

こんにちは、中谷です。
週末にようやく梅雨明けとなりそうですね☀
新型コロナウイルス感染者のニュースが増えて気が滅入りますが、気を引き締めて予防対策に取り組みたいと思います。

さて、当社では新築お引き渡し前に『ホルムアルデヒド濃度測定』を行っております。

新築やリフォーム後に、目がチカチカしたり、頭痛や吐き気、めまいなどの体調不良が生じる「シックハウス症候群」を防止するため、2003年7月1日施行の改正建築基準法により、原因のひとつとされるホルムアルデヒド対策とクロルピリホスの使用禁止が義務付けられました。

建築資材には、ホルムアルデヒドの放散量のレベルにより、F☆、F☆☆、F☆☆☆、F☆☆☆☆の4種類が表示されています。
一般的には家具のカタログなどで見かける機会が多いかもしれません。

☆の数が多いほどホルムアルデヒドの放散量が少なく、今では最高ランクのF☆☆☆☆(エフフォースター)が当たり前の時代です。
ホルムアルデヒドの室内濃度基準値は、0.08PPM以下とし、健康上望ましいとされる数値の目安となっています。

当社では、約15年前にポータブル型ホルムアルデヒド簡易測定器を購入し、新築お引き渡しの前に各部屋の扉を閉め切り、現場の担当者がホルムアルデヒド濃度測定を行っております。
アセトアルデヒドなどのホルムアルデヒド以外のアルデヒド類が多量に存在する場合にも指示値が高めに出るそうです。

先日のブログで、「イノスの家」の社内検査のようすをご紹介しましたが、その後ホルムアルデヒド濃度測定を行い、測定結果は各部屋ともに0.03PPMまでに抑えることができました。

ちなみにこちらのホルムアルデヒド簡易測定器は、定期的に点検に出し、フィルタは常に冷蔵庫で保管しています。

建材全てをF☆☆☆☆にしていても、ホルムアルデヒドの放散量がゼロというわけではなく、化学物質は家具や日用品からも放散があり「換気」がとても大切です。

人が生涯で摂取する物質の量は、室内空気がなんと約57%と半分以上を占めています。
当社の高気密高断熱住宅では、ダクト式第3種換気システム「ルフロ」を用いて、24時間お部屋の空気を新鮮に保つようにしています。

シックハウスによる体調不良や、カビや花粉によるアレルギーの発症など、ステイホームが叫ばれる今こそ、空気環境を良くすることが重要ですね!
夢がつまったマイホームで健康被害は悲しすぎます…
これからもお客様に安心して健康に暮らせる住まいをお届けできるよう努めてまいります。

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